台南で名物の坦仔麺を食べた。

民宿ホタルの陳おばさんは台南なんて何にもないよ、短期間で時間のない旅では列車で往復する時間がもったいないから台北の見所をじっくり回ったほうがいいとアドバイスしてくれましたが、ぼくはどうしても台湾を縦断する列車に乗って台北から台南まで行ってみたかったのです。
台南は台北が首都になる以前に首都であった古都で、台湾では３番目に大きな都市（ちなみに台北の次に大きい都市は高雄市）です。
台北に比べるとこじんまりしているので市内中心部の見所はだいたい歩いて回れます。
道路はいわゆる碁盤の目ではなく、いくつかのロータリーを中心に放射状に走っていますから、迷わないように注意して歩きましょう。
一本道をそれると全然違う方向に行ってしまいます。

台南には規模の大きな見どころはありませんが、それでもいくつかの見所があります。
ぜひ見ておきたいのは台南市のシンボルともなっている紅嵌楼（チンカンルー）と、孔子廟です。
紅嵌楼は明朝１６５３年に建てられた美しい楼閣、孔子廟のほうは台湾で最も古い（台北にあるものより古い）清朝の１６８４年にほぼ現在の規模に建てられた孔子を祭った廟です。

台南は台北よりもさらに物価が安く、市内中心部で泊まった東亞楼大飯店（ASIA HOTEL)はバストイレ付きで中級クラスながら一泊わずか500元で泊まれました。

孔子廟の入り口から南門路を挟んで向かい側の界隈は雰囲気のよい飲食店や骨董品屋があるので散策してみましょう。
台南の名物料理坦仔麺一杯30元はシンプルながら、とっても美味でした！