台北で中華精進料理に出会った

台湾には本省人の料理に加えて大陸から外省人が持ち込んだ本場の四川料理、広東料理、北京料理など中国各地から入ってきた様々な中華料理が集まっていると言われています。
街を歩くと肉まんや餃子、ワンタン、麺類などの屋台や小さな店も含めて飲食店がとても多い。そしてとにかく安くておいしい。

軽い麺類などは一杯１００円くらいで食べられるものもあります。
屋台の肉まんを揚げたようなファーストフード（名付けてアゲマン？）がおいしかった。
それからフレッシュジュース屋さんもよく見かけます。
見るもの見るものがおいしそう、あれも食べたいこれも食べたいと思っても、食べるには限度があります。

台湾ではもちろん中華料理が中心ですが、その一方で吉野屋の牛丼チェーンとかイタリアンなどの洋食の店もあって、外国の食べ物に関しても保守的でないことがわかります。

屋台や小さな店だけじゃなく、ちゃんとしたレストランでも日本で食べるよりはずっと安いです。
上海料理の名店、三魚食府に行ってきました。
ここは写真付きのメニューもあるので注文するのに助かります。
蒜子排焼、蟹粉豆腐、紅麹炒飯、それにデザートまでついて４２９元でした。
（１元が約３．２円だと思ってください。）

中華料理というと肉・・・というイメージですが、全く肉や魚を使わない精進料理、素食というジャンルがあります。
まさに仏教の教えである不殺生の考えから、大豆その他の植物性の材料だけで味も形も唐揚げやお刺身そっくりの料理を作ってしまおうというものです。
その技術はすごいです。
蓮心園素食、バイキング形式で麺類からご飯もの揚げ物、サラダ、飲み物、デザートのケーキまで飲み食べ放題で何と３７０元！
ここは精進料理のお店なので、お寺のお坊さんなども来ているようでした。

台湾は街に飲食店が多い割に、不思議とお酒を出す店(飲み屋）が目に付かないです。
台湾にもバーやスナックがないことなないのでしょうけれど。
飲食店にもほとんどビールとかアルコール類を置いていません。
そのかわり、茶芸館と呼ばれる伝統茶を出すお店が多く、いろんな種類のお茶があります。
茶芸館ではお茶菓子のほか、軽い点心類や茶葉料理などを出す店もあります。